日本語が亡びるとき ―英語の世紀の中で―
水村美苗
筑摩書房(2008)
(*)些か衝撃的な書名である。がしかし,これは日本語へのオマージュのようにも見える。英語に熟達した実力作家の目からみたある種の言語比較論・文化論か。非常にユニークな書。日経新聞,2008年11月9日付「文化」欄に著者自身のこの書への言葉がある。
(*)佐々木俊尚,ネット論壇時評(18):「Web2.0の陥穽? バカ発言流出でカリスマに非難囂々」[「諸君」,2009年1月号,264-269,文藝春秋]。この記事に,本書を巡ってのブログ上での議論が掲載されている。ブログ人種(?)のありようが垣間見える興味ある評論。
(*)下記は著者自身がこの書をどのような気持ちで書き表したかを知るエッセイであり自著の紹介文でもある。
「恩着せがましい気持ち…」,ちくま,2008年12月号,12-13
(*)下記の書評,リービ英雄が行っているところが面白い。
“近代日本の「非英語の奇跡:直視”,リービ英雄
日本経済新聞,2008年12月21日,読書書評欄
(*)インタビュー記事,日本語は亡びるのか,水村美苗,聞き手:鴻巣友季子
文學界,2009年1月号,204-216,文藝春秋社
(*)特別対談,日本語の危機とウェブ進化,水村美苗vs梅田望夫
新潮,2009年1月号,336-355,新潮社